舟券傾向と対策
ナイター場の若松は夏に行われるSGのイメージが強いだろう。過去に9回ナイターSGが開催されたが、オーシャンカップかメモリアルのいずれかだった。しかし、2021年はオールスターが開催される。今やナイター=夏ということはなくなりつつある。夏以外の記念傾向も知っておく必要がある。

コース別成績

過去3年(GⅠ以上6節)のコース別成績を見るとイン勝率は66.9%。これは全場平均の61.8%と比べるとかなり高い数字で、若松ではイメージ以上にインが強いと考えて良い。逆に外コースはかなり厳しい数字が並んでいる。4コース1着率はわずかに4.9%とカドからの一撃はほとんど見込めない状況となっている。2コースの1着率は11.8%でほとんど全国平均と変わらないのだが、若松のイン勝率が高い分を差し引くと2コース勝率は高いと言っていいだろう。

配当&決まり手傾向

これだけインコースが強いと配当も本命寄りになることが多い。平均配当は7,427円とGⅠ以上の数字としては安い方だ。ちなみに全国平均は8,216円。万舟率も17.6%と低く、波乱決着にはなりにくいのが若松の記念の大きな傾向である。  決まり手ではまくり決定率が低く、差しの方が出現率は高い。前述した通り2コースは利きやすく、その大半は差し切り。井上記者によると「強い向かい風では、セオリーの逆である2コース差しが決まりやすい」とのこと。風次第ではこの2コース差しは狙ってみたい。