舟券傾向と対策
レース場によって出現する出目は偏りがある。内枠主体の決着が多い現在でも、わずかに違いは出てくるもの。若松も独自の出目傾向があり、出現率と回収率の関係は当地にしかない「色」がある。
当たり前だが1号艇1着の出現率は高い。2連単「①–②」の出現率は25.7%と約4レースに1回はこの出目となる。圧倒的な出現率で回収率は80.2%とそこまで悪くはない。むしろ良い部類と言える。しかし、回収率を見ると「①–⑤」の方が86.6%と高く、妙味はあるのだが出現率は7.9%と低い。このあたりは的中重視か儲け重視か、自身のスタイル選択となるだろう。回収率面を重視するならば「③–②」や「④–②」など2号艇の2着付けが面白い。ともに回収率は90%オーバー。100%超えとはならないものの、割の良い出目ということは分かる。

 実は3連単は「①–②–③」が回収率は高い。これは最近の傾向でインが急激に強くなっていることが原因のひとつ。ただ、イン天国化が進み過ぎるとオッズが落ちてくるので今後は注意が必要かもしれない。出現率と回収率のバランスを考えると「③–①–⑤」が最も良いか。回収率は110.3%と優秀。回収率で100%超える出目を見ると、3号艇の1着と5号艇の絡みが多い。この2艇の絡みは3連単では盲点となっておりオッズ妙味があると考えて良いだろう。