舟券傾向と対策
1日単位で考えると1〜12Rは実際に違った傾向を見せる。イン勝率は39.4%〜80.9%まで幅があるように、それぞれの特徴を知っておくことが舟券予想では重要となる。

オープニングの1Rは基本的にオールB級戦。それでもイン勝率は58.4%とかなり高い数字を示している。A級がいないことで逃げやすくなっているとも言え、無理な穴狙いは禁物。2R以降は徐々にイン勝率が下がり、4Rのイン勝率39.4%が最も低い数字となる。

 5Rになると一気にイン勝率は76.6%まで跳ね上がる。これは「進入固定戦」を組んでおり、さらに1、2、4号艇がA級という企画番組だからだ。しかし、インの回収率は58.2%と低く、舟券は絞って買わないとなかなかプラスにすることは難しい。

 後半戦になってくるとイン信頼度はどんどん安定してくる。中でも11Rのイン勝率は80.9%と驚異的な数字を示す。回収率も88.0%と高く、この11Rで的中させて、ラストの12Rの資金作りといきたい。最終レースは11Rよりも平均配当が高いので、好配当を狙うのも悪くはないだろう。
特に注目したいレースは3Rと11R。3レースはイン勝率が42.6%と低いものの、イン回収率は91.6%と高いレース。そもそも高配当は出やすいが、インからでも高配当が狙える。井上記者が「2連単は本命決着でも3着に人気薄が絡んで3連単だけ好配当はある」と言うように3着の穴目は妙味。
 11Rは圧倒的に本命決着が多い。3桁配当率は27.7%、3,000円未満の配当となると69.2%を占めるほど堅いレースだ。平均配当も4,395円と全レースの中で最も安い。よっぽどのことがない限り本命決着になるので無理な穴狙いは禁物。内寄りの選手、あるいは実力上位の選手がしっかりと来る番組だ。