舟券傾向と対策
 優勝戦は予選トップ通過から1号艇をゲットした田村隆信が、インからしっかりとスタートを決めて、初の地元周年優勝を果たした。デビュー20年目の節目で悲願成就は本人にとっても嬉しい優勝となっただろう。


 1号艇で優出を果たした岡崎恭裕がインから押し切って、通算3回目のGⅠ優勝を決めた。優勝の決め手となったのはエース機を引いたこと。「来月のオーシャンカップでも同じモーターを引きたい」と惚れ込むパワーだった。


 1号艇で優出を決めた池田浩二。フライング休み明け初のGⅠとなったが、優勝戦はコンマ01の気合スタートからしっかりと押し切って、2012年以来となる2回目の鳴門周年優勝を飾った。通算ではこれで13回目のGⅠ優勝。


 4号艇で優出した山田祐也。ライバルの前付けを入れて本番は大外からの単騎フルダッシュに懸けた。それがズバリ的中。大外からコンマ06のトップスタートを決めると、そのまま内を一気に叩いて総まくり。嬉しいGⅠ初優勝を飾った。


 新型コロナの影響で急遽無観客開催となってしまったが、そんな中で地元で気を吐いた岩崎芳美が2号艇で優出。優勝戦は2コースから鋭い差しを決めて、嬉しいGⅡ初優勝を果たした。2着は喜多須杏奈が入って、地元ワンツー決着となった。


 4号艇で優出した峰竜太が、4コースから力強い差しハンドルで、バック先頭を奪うと、そのまま押し切って優勝。前節の全国ボートレース甲子園に続く連続優勝。SGは2018年の住之江グランプリ以来、通算3度目の制覇となった。


 3号艇で優出した丸野一樹は、3コースからコンマ11の快ショット。「1マークは100点のターンができました」と自身も納得のまくり差しを決めて、追いすがる瓜生正義を振り切って当年3回目、通算5回目のGⅠ優勝を飾った。


 1号艇で優出を決めた丸野一樹が、インからコンマ10のスタートを決めて、逃げ切りに成功。これで2021年12月の鳴門BBCトーナメントに続くGⅠ6度目の優勝を飾り、鳴門巧者ぶりをアピールした。