各コースごとに決まりやすい戦法はレース場によって若干異なる。鳴門はどちらかというと「クセ」が強い方だろう。独特な傾向を持つ当地のコース別の決まり手は知っておけば必ず予想に役立つはずだ。
少し特殊な傾向を持っている鳴門は一般的なセオリーと逆になることもしばしばある。
1コースは当然だが逃げが94.5%でそれ以外は抜き。インに限っては特殊なところはない。
2コースは差しがメインで占有率62.7%。これは全国平均の64%よりもわずかに低い。実は以前は全国平均よりも高かったのだが、最近はわずかながら差しが決まりづらくなってきた。
3コースはまくりとまくり差しが多い。他場よりもまくり率が高いので、攻めるコースとしては鍵を握っているのがこのコースだ。
4コースは以前よりもまくり率が高くなっていることがポイントとしてあげられる。最近はカドまくりが急増してきているので軽視は禁物だ。
5コースは基本的に大半がまくり差し。鳴門では一番の穴パターンが5コースまくり差しと言っていい。
6コースもまくり差しが多かったのだが、最近は決まり手に偏りがなくなってきている。
全体的に目立つのは抜き率が以前よりも高くなっていること。これは文字通り道中の逆転が多くなっているわけだが、1マークで決めきれなくなっている。コースや展開よりもエンジンの優劣も今は重要になってきた証拠だ。