舟券傾向と対策
宮島では展示タイムに加えて、まわり足タイム、直線タイム、一周タイムの3つのオリジナルタイムデータを提供している。
これらのタイム情報は舟券予想に欠かせない。それぞれの特徴を把握して的中に活かそう。
各種のタイムデータ測定位置は図で示した通り。オフィシャルホームページの出走表内にも各タイムデータが載っている。4つそれぞれのタイムをチェックすれば、エンジン気配を察知できる。まわり足タイムは出足系、直線タイムは中間速、展示タイムは伸び。すべて良ければ、それだけで舟券の買いの材料になる。
4つのタイム情報をチェックすれば客観的にエンジンの特徴を把握できる。これならば「目展示」が苦手なファンも大いに役に立つはずだ。
それぞれの特徴を簡単に説明すると、展示タイムは従来から存在するもので、基本的には伸び足を示すものと言っていい。

まわり足タイムは旋回時のタイムを計っているもので、主に出足系統やその名の通り回り足の良さを判定できる。

直線タイムはスタートの行き足や中間速を示すタイム。回ってからの足もこの部分で、最近はこの足を重視する選手が多い。また、宮島ではこの直線タイムの測定距離が他場よりも長めに設定されているため、行き足の優劣も出やすく重要なタイムだ。

一周タイムは、特にどこかの足に特化したというものではないが、乗り心地など含めて総合的な評価になるだろう。

各オリジナルタイムの順位別の1着率を見ると一周タイム1位の1着率は36.9%と高い。ただ、一周タイムは1号艇のタイムが出やすくその影響もある。直線タイム1位の方が舟券的妙味はあるかもしれない。回り足タイムに関しては1着率は高くないというデータだった。

タイムの組み合わせ次第では抜群の効果を生むこともある。一周タイム、直線タイムがともに1位だった場合は実に49.3%という1着率を誇る。回ってからの足や総合的な足が良い時は結果を出すということ。

展示タイムと直線タイムだと40.5%。これも高い数字で、特に4コースカドになる選手がこのケースだと破壊力は増す。そのため、大いに狙い目となるはずだ。