舟券傾向と対策

季節別傾向

季節によって吹く風ははっきりしている。夏場は向かい風が多く、冬場になると追い風基調になる。ただ、季節の変わり目である3月や9月は注意が必要。特に3月は風向きも安定せず、強風が吹くこともあるので波乱が起きやすい。季節による傾向は風の影響がメインとなるが、最もインを信頼できるのは秋で、逆に荒れやすいのは冬場となる。レース直前の風向、風速のチェックを心がけたい。

展示タイム

当地の展示タイムは自動で計測されている。しかし、トップ展示艇の1着率が25.4%で全国平均の27.6%よりも低い。展示タイムの信頼度が低いというわけではなく、風向きによって信頼度が上下する傾向にある。追い風ではタイムの信頼度はやや低く、向かい風ではグンと上がる格好だ。つまり向かい風時はダッシュ艇が利きやすいので、展示タイムの重要性は増す。

水面傾向

スタンドから1マークまでは40メートルで全国平均レベル。1マークはスタンド側に割と大きく振られている。しかし、回りシロがしっかり取れるので逃げやすい傾向を示す。ただし、エンジン次第では4コースカドからの強烈なまくりも決まる。干満差が大きい宮島は、潮回りもレースに影響を及ぼす。干潮に向かうと外からの攻めが届くようになり、さらに2マークは向かい潮になるので逆転も多くなり、波乱の要素が増える。また、スタートはかなり難しいと言われている。そのため、地元選手や走り慣れている選手が有利。節間のスタート勘や直前のスタート展示もしっかりとチェックしておきたい。