舟券傾向と対策
番組マンの意図を少しでも知る、あるいは推測することで舟券の役に立つことも多い。少なからず番組マンには「クセ」があるからだ。そんな番組マンに直接聞いた話から舟券のヒントが見つかるはずだ。

- 基本的なスタンスは?

初日12Rの選抜戦に乗る選手を主軸に編成していますが、その6名が全員優勝戦に乗って欲しいとは思っていません。級別を問わず活躍した選手が準優勝戦に進出できるよう心掛けています。優勝戦よりも準優の方を意識します。一番はファンに喜んでいただける番組を作ることでしょうか。

- 曜日などは意識しますか?

枠番の振り方に関しては昔ほど意識していません。日曜日に人気選手を2回走りにするぐらいでしょうか。今は曜日よりも時間帯の方が大事だと思っています。

- 企画番組の考え方、作り方などを教えてください

1R朝得ガァ〜コ戦は1号艇がA級、6R昼得クラリス戦は1・2・3号艇がA級、9R進入固定戦は基本的に1・4号艇がA級と枠番が指定されていますから、ファンの方が買いやすいように努めています。ただ、1Rは単純に①–②にあまりならないようにはしています。6Rは4号艇B級の少し面白そうな選手を組むなど工夫はしています。
 また、5R日替艇食戦は名前の通り日替わりで、人気選手のカド戦、イン屋選手の前付け戦、オール女子戦などを編成していますので、「今日は何艇食」かに毎日注目して頂きたいです。この5Rは自由度が高いので実は一番作るのが楽しいかもしれません(笑)。

- 地元選手をどう組むか

主力級にはシリーズをリードして頂きたいです。その一方で若手選手はとにかく準優勝戦に進出してほしいです。岡山支部には素質のある選手が男女共に揃ってっていると思いますが、見ていて歯がゆさを感じます。地元戦できっかけを掴んで、もう1ランク上がってもらいたいです。

- 番組を作る上での苦労やファンへのアピールを!

A級の枠番が決まっている企画レースが1日3レースありますから、その枠番を残しながらメインカードを編成するのは大変です。明日の番組編成をしながら明後日、明々後日を想定しなければなりません。
 1号艇から売れる時代ですが、やはりボートレースの醍醐味は「インVSカド」だと思っています。その構図があるから2コース差し、5コースまくり差しなど、どのコースからでも出番があると思います。インコースが強いレース場だからこそ、むしろカドにこだわって番組を作っていきたいです。グラチャンもカドを意識しますよ。
 あと、5Rの日替艇食戦はぜひ注目してほしいです。