
GI 全日本王者決定戦 (開設71周年記念)2023年9月25日~30日
濱野谷憲吾、通算100Vを当地周年初優勝で飾る

地元の大エース・峰竜太は、ドリーム1stを逃げ切り「足は全部いい。取る時が来たと思っている」と話した。あれだけ強い峰だが、地元の周年タイトルはまだ持っていない。当然主役の活躍で、優勝戦1号艇を獲得。地元周年初制覇が通算100Vというドラマチックな展開を誰もが描いたが、そうはならなかった。
チルトを3度に跳ねた菅章哉に峰は飲み込まれ、2コース差しから菅を追走した濱野谷憲吾。菅はフライングでコースアウトすると、濱野谷が恵まれで優勝。偶然にもこちらも節目となる通算100V。当地はSG初優出に24場制覇と何かと節目が多い。このまま年末まで突っ走り、グランプリ出場を果たした。
GII 唐津モーターボート大賞2023年7月11日~16日
特別戦復帰初戦の山口剛がV

シリーズをけん引したのは山口剛。2022年グランプリトライアルでのフライングにより、SG4開催・GI・GII3か月間除外のペナルティを受けたが、特別戦復帰がこの舞台だった。
優勝戦はイン速攻で押し切ったが、決して順風満帆だったわけではない。予選首位争いは、同率の白井英治と上がりタイムの差をハナ差で制し、準優勝戦は超抜2機に前付けありの大激戦を乗り越え、最後も峰竜太の差しをかろうじてこらえての優勝だった。
この優勝で賞金ランクを43位とした山口は、夏場以降記念を中心に活躍し、グランプリへと進んだ。



