舟券傾向と対策

水面傾向

2マークはスタンドから77.5メートルと広いため、全速戦が展開されるが、1マークは50メートルとスタンド側に大きく振られている。そのためインコースは回りにくく、“クセ”のある構造と言わざるを得ない。おまけに独特のうねりを有することから、全国屈指の難水面と呼ばれてきた。だが近年は浚渫工事や発走タイミングの変更などうねり対策が講じられたことでレース傾向は変化。かつての“イン受難”は姿を消し、全国的に見てもスタンダードな水面へと変貌した。ただ、満潮時と強めの北西の風には要注意。1マークにうねりが発生しやすい条件となるため、インが苦戦するシーンも。潮汐表は常にチェックしたい。
年間を通じてイン1着率などに大きな変動はなく、レース傾向はスロー主体。ダッシュは助走距離が短いことも影響する。特に6コースの1着率は1%以下。「福岡の6コースは、7コース」と言われる所以だ。