舟券傾向と対策
福岡は地理的にも複雑な風が吹く。年間を通して風向きは安定せず、1日単位でも変化が出る。そのため、風向きによって柔軟に予想を変えていく必要があるので、風の傾向は必ず覚えておきたい。
水面バック側の奥に博多湾があることで海からの風が吹くことが多い。また、1マーク側には那珂川が流れているため、海風が川から巻き込むように入ってくることもあり、変則的な横風になることも多い。
最も多いのは左横風で、冬場は追い気味、夏場は向かい気味の左横風になる。左横風の傾向は一番インが安定すること。
逆に右横風になると一気にイン勝率はダウンする。まずは右横風になっていないかチェックしたい。右横風になることは少ないのだが、もしこの風に遭遇した日はイン過信は禁物。2、3コースの勝率がグッと上がるので、そのことだけは頭に入れておこう。
ただし、基本は左横風で、その上で追い風気味なのか、向かい風気味なのかを見極めつつ対応。いずれの風でもインの強さに大きな変化はないが、追い風ならば差しやまくり差しが決まりやすくなり、向かい風ならばまくりが増える。
また、潮と風が水面に大きな影響を与える。特に追い気味の左横風で、上げ潮の場合は水面が荒れて大きなうねりも出る。その場合は完全に内有利になるので気をつけたい。