インの強さはさらに増すが
3コースに妙味あり
芦屋の最近1年のGⅠ以上のレース結果を、同時期の全国集計と比較してみよう。
芦屋は全レースのトータルでもイン1着率が全国で最も高い水面だが、GⅠ以上ではさらにその数字がアップ。全国平均よりもさらに1割増しの67.1%に達する。一般戦ではシード番組が多いので、それがインの1着率を高くする大きな要因になっているが、シード番組のないGⅠ以上でも改めて、芦屋のインの強さを証明した形だ。
その分、他のコースの1着率が下がるが、3コースはわずかながら上回る。回収率も悪くないので狙う妙味がありそう。
決まり手では、「逃げ」は当然多いが、「差し」が全国の数字の約半分となるほど少ない。ここでも芦屋の「差し」の少なさが如実に出ている。
配当分布では、さすがに人気が割れるため、3桁配当は一般戦の時(25%)より少なめ。逆に万舟券の比率は高くなっており、平均配当も少し上がる。
女子戦ではまくりが増加
配当的には落ち着いて…
ここ数年、人気がとても高いヴィーナスシリーズやオールレディースの女子戦。インの勝率は、GⅠ以上の記念戦はもちろん、一般戦や他のシリーズ(ルーキー戦など)と比べて若干下がる。
決まり手の比率でも「逃げ」は少ない。それに対して著しくアップするのは「まくり」だ。これは芦屋だけでなく、全国的な傾向でもあるが。ただ配当的には、3桁配当が多くてやや安めの傾向。女子戦は選手の実力差が大きいため、強豪がインではなくても人気を集めるからだろう。