平高奈菜
平高奈菜

浜名湖

「ホッとしてます」平高奈菜がプレッシャーを跳ね除けて優勝/浜名湖・スピードクイーンメモリアル

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ボートレース浜名湖の「第1回スピードクイーンメモリアル」は24日に閉幕した。選考基準がスピードとレース場の推薦というもので、勝率で選ばれるレディースチャンピオンとは毛色の違う顔ぶれ。連日水神祭ラッシュになり、合計7人がGI初白星を挙げた。スピードある若手が道中で豪快に握って競り勝つようなレースも多く、120期以降では地元の川井萌を筆頭に、清水愛海武井莉里佳山口真喜子上田紗奈が予選をクリア。将来性を感じる走りを披露していた。

一方で、優出した6人のうち山川美由紀岩崎芳美海野ゆかりはいわゆるマスターズ世代。スピードだけを問えば若い世代の後塵を拝すのかもしれないが、それを補う経験値や調整力、レースの流れを読む判断力などが光った。

最終日は安定板こそ装着されなかったが、強風が吹く中で優勝戦が行われた。スピードがコンセプトの大会で強風が吹くことが多いこの時期の開催というのも、賛否があるだろう。新設の大会とあって様々な試みが行われたが、更にブラッシュアップされるであろう第2回以降の大会がどんな盛り上がりを見せるのか、興味深い。

優勝戦の結果はこちら 浜名湖12R

優勝者コメント・平高奈菜

「ホッとしてます。スタートは入ってて良かったです。ずっと起きてました。(川井萌が)外を回ったのは後から気付きました。追い風なのでターンマークを漏らさないようにだけ回りました。

優勝戦の仕上がりは悪くはなかったけど、試運転の時の方が良かったですね。私、コケるのでタイムアタックできないんですよね。水面のいい時ぐらいしか。でも、初代(スピードクイーン)ってすごいし、ラッキーですね。

(21年福岡、22年住之江のクイーンズクライマックスで優勝戦1号艇から敗れて)1回目、2回目は悔しいだけだったけど、3度目やったら鉄の女でも立ち直れないので取れて良かったです。前回(20年浜名湖クイーンズクライマックス)はコロナでお客さんがいなかったけど、今回はお客さんがいて嬉しかったです。

記念に戻れるなら戻りたいですね。まだ本調子に戻ってないし、SGを走れるなら本調子に戻したいですね」。