トップスタートの茅原悠紀が速攻ターンでV/常滑・BBCトーナメント

ボートレース常滑のPGI「第6回BBCトーナメント」は26日に決勝戦が行われた。

注目された決勝戦は、ピット離れで3号艇・白井英治と4号艇・馬場貴也が後手を踏む展開に。5号艇・上條暢嵩がすかさず絞め込み、白井はどうにか踏ん張ったものの、馬場は前付けでコースを取る形に。結果、進入は内から1234カド56の4対2となった。向い風が強まり、さらに現在のGI決勝でのスタート事故のペナルティを考慮すれば、スタートが遅めになるのは予想通りだった。

その中でも、インコースからトップスタートを決めた1号艇・茅原悠紀が速攻ターンを披露し、そのまま押し切りに成功。上條がダッシュを利かせて仕掛けたものの、白井が先に握って攻めたため、上條は差しに切り替えたところで引き波にはまり後退。一方、6号艇・寺田祥がまくり差しで割り込んできた。バックストレッチでは、茅原が早くも3艇身リードし、主導権を握る。

2マークでは白井が寺田を行かせて差し、2着に浮上。3着は寺田がキープした。

勝った茅原は「ずっと1号艇だから逃げないとやばいというプレッシャーはなかった。むしろ楽しさが勝っていた」とコメント。「毎日プロペラを調整しながら、他選手のものも試してみたりと楽しかった。菊地孝平さんのアドバイスが自分の考えと似ていて、自信を持てた。仕上がりにはかなり自信があったし、1マークも納得のターンができた」と振り返った。

また、今後については「常にグランプリ、あのような尊敬できるメンバーと戦えるのが楽しい。そこで戦うために努力している。自分に足りないのは結果。SGを10個ぐらい獲りたい。今年は2個を目標に頑張りたい」と力強く宣言。さらなる飛躍が期待される選手である。

決勝戦の結果はこちら 常滑12R