地元SG、グランプリに向け今垣光太郎が優勝戦に向け気合十分/大村海の王者決定戦

ボートレース大村のGI「開設71周年記念 海の王者決定戦」は16日が最終日。 準優は終わってみれば1号艇トリオが1着。ただ、9Rの石野貴之、10Rの枝尾賢は逃げたが、11Rの今垣光太郎は2M差し返しての逆転勝ちだった。2着には峰竜太、坪井康晴、宮地元輝が入って、豪華メンバーの優勝戦となった。

今垣がポールポジションを守った。準優はヒヤッとしたが、2Mは出足を活かしての逆転勝ち。賞金ランクは現在23位。優勝すればGPの出場圏に入る。そして、次走は地元三国でのチャレンジカップ。「優勝してリズム良く地元のSGにいきたい。グランプリにも出たいですね」と気合が入る。通算2500勝を達成したメモリアルシリーズで、昨年11月の浜名湖周年以来、通算31回目と当地周年3Vを目指す。

エース機の枝尾は優出に胸をなで下ろした。前検日の感触は良くなかったが、「エンジンを出せたことは大きかった。準優はインから出て行きましたね」とエース機らしい動きになった。伸びはやはりトップだろう。ただ、バランス面では「準優は出足に寄せっていったから出足が良かったけど、伸びも強いし足は全部いいと思います」と話す石野がトップだろう。賞金ランクは4位。F休みに入ってチャレンジカップには出場できないので、トライアル2nd入りを濃厚にするためにも賞金を上積みさせたい。

ダービーに続いての連続優勝を狙うのは峰。伸びは正直目立たないが、「僕は出足系で出足は上位。瞬発力があるので4、5号艇で展開があれば完ぺきに拾えます」と力強く話していた。準優10Rでシャープに差してきたのが坪井。こちらは「出足、回り足はすごくいいと思う。伸びも道中はいいですね。スリットの足はそんなに伸びていくとかはないけど、レースになると伸びはちょっといい。実戦の足はかなりしっかりしている」といい足になっている。

そして、予選では苦しんだ宮地だが、準優の1Mはしっかりと展開をとらえた。2Mでは今垣に逆転されたが、堂々の優出だ。6号艇だが、やはり気になる。

優勝戦の出走表はこちら 大村12R