山本寛久
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福岡

「出過ぎていた」61号機を駆使して山本寛久がSGボートレースクラシックの権利を獲得!/福岡チャンピオンカップ

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ボートレース福岡のGI「福岡チャンピオンカップ開設70周年記念競走」は15日に最終日を迎えた。10R発売中に行われたスタート特訓の動きを見ていた人は、驚いたに違いない。61号機・山本寛久のスリット足が別格すぎる、と。機力が拮抗しやすい優勝戦で、ここまで足の違いが出るのは珍しい。とりわけ2号艇・篠崎元志との伸びの差は明らかだった。当の山本はレース前に「あとは自分がスタートを行けるかどうか。結構びびってますけどね」と笑っていたが、優勝戦本番はコンマ01と最高のスタート。この瞬間、勝負あり。出過ぎるが故にフライングと紙一重だったが、勝利の女神が山本に微笑んだ。

6月にギヤケースが換わって以降、61号機の変貌ぶりには目を見張るものがある。SGボートレースメモリアルでは桑原悠が優出2着と栄冠を掴みかけており、近況も乗り手不問で節イチ級という状況が続いている。現行エンジンの使い納めは来年1月まで。今後も注目して損はないはずだ。

優勝戦の結果はこちら 福岡12R

優勝者コメント・山本寛久

「スタート(コンマ01)は全速です。自分の中では大丈夫と思っていったけど、あんなに前に行くとは。フライングを切ったかと思って焦りました。最終日は大幅にペラを叩き変えて、良かった伸びが落ちずにターン回りと乗り心地をよくできました。もうスタートを決めて左に(まくって)行くだけですからね。すごいエンジンでした。選手生活の中でも出ている方だと思うし、GIを勝つことができたので生涯イチということにしておきましょう。

9年ぶりにGIを勝つことが出来たのは嬉しいけど、意外に冷静ですね。今節は本当にエンジンに勝たせてもらったので。SG(ボートレースクラシック)の権利とかは考えていなかったです。これからも先のことは考えず、目の前の1走1走に全力を尽くしていきたいです」。