松尾拓が成績以上の手応えあり

ボートレース江戸川では17日に「パルテノン多摩カップ・第47回東京中日スポーツ杯」が開幕した。 初日は朝から追い風強風の水面となり、全レース安定板装着、3Rからは周回短縮の2周戦でのレースとなった。

メイン12R「江戸川選抜」は、1枠から順に川崎智幸、森野正弘、荒井輝年、枝尾賢、山本寛久、松尾拓。レースはインからコンマ04とスタートも踏み込んだ川崎が逃げ切り快勝。レース後は「いや～久々に酷いの引いたかと思ったけど、もうちょいかなってところまで調整できたね。現状、特徴と言えるところはないけど、自分のレースで運べる感じになっている。1Mも少し飛んだし差されるかなって思ったけど、そこからの二速もいい感じになっていたしね」と自らの調整とその仕上がりに満足気な表情だった。二番差しで2着とした枝尾も「スタートしてめちゃ伸びるとかないけど、ターンした感じがいいですね」と手応えはありそう。そのほかの選手は2Mで転覆した森野を回避してのレースで、実戦足の比較は正確にはできなかった。ただ、6枠の松尾は前半6Rから足には手応えあり。「足はかなりいいですね。競った感じもだいぶ押していた。エンジンがいい。いつもは怖さを感じる(江戸川の)直線でも怖さを感じません」と笑顔で話してくれている。初日は2、4着の成績だったが、後半4着は選抜の点増しでの着順だけに大きな痛手とはならない。2日目は4、1枠戦で挽回に燃えそうだ。

一般予選では表憲一が大外差しと、2コース小差しからの競り勝ちで2連勝の活躍。出足系統は良好で、当節のダークホースとなる可能性も十分だ。