藤本元輝が自身初めての予選突破！

ボートレース常滑の「日刊スポーツ杯争奪第33回マリンキング決定戦」は11日に2日目が終了し、3勝をマークした柳内敬太が予選トップ通過を決めた。「行き足からしっかりしている。全速で行けば伸びて行く。ただ、Sが勘より届くから気をつけたい。乗り心地も問題ないし出足もいい」と、ここまでゼロ台の踏み込みを連発。準優もしっかり踏み込み、押し切りそうだ。

2位は地元の前田篤哉。「伸びに寄せて行って伸びるし、出足もある感じ。調整でどちらにも振ることができる。準優1号艇で、メンバーを見て出足に寄せてもいいし、このままでも大丈夫なくらい」と、こちらも機力に不安はない。

初日の貯金が効いた坂井康嗣が3位通過。「ペラはそのまま。2日目は回転が上がってるような気がした。足は悪くないし、ピット離れはずっといい。でも、今はS勘ズレ過ぎていた。(初日前半の)コンマ13くらいの感じで行ったのに、全然行けてなかった。特訓の感じは良かったけど･･･」と足的には変わらずいいが、こちらはSに課題が残す。

準優は4号艇で挑む藤本元輝にも注目したい。「4日間開催だし、チャンスはあるかなと思って狙っていた。乗れて嬉しい」と、自身初めての予選突破を決めた。「全体的にバランスが取れている。エンジンの数字以上の足はあるし、不満なところはない。展開を突ける足はあるし、スリットでのぞくようなら自分から攻めていける感じもある」と勢いに乗って優勝戦進出まで目論む。パートナーの24号機は、前回の周年で磯部誠がセット交換で激変させた注目エンジン。一発があっても不思議はない。