渡邊伸太郎が通算2000勝を達成！

海響ドリームナイターのボートレース下関「ヤクルト山陽杯」は21日、早くも予選最終日を迎える。 2日目を終えて深川真二と藤岡俊介が得点率首位タイで並走。深川は「伸びが弱いね。行き足も悪くて、展示と本番で差があり過ぎる。ターンの感じも重さがある。全ての足が標準以下」と納得の舟足ではない様子だ。藤岡は「初日よりはいいかな。前半は舟が返ってきたし締めれたし。行き足がちょっと重いので改善できれば」としていた。準優1号艇へ視界は良好。

機力アップに成功したのが森永淳で3位に順位を上げた。2日目前半は鮮やかなまくり差し。後半は2着に食い込み2連対にまとめた。「初日の後半にペラをたたき変えて思ったほど悪くなかったので、それをベースに強めにやってギアケースも整備。伸びも出ていくし、舟の向きもいい。ブレーキも利くし、回ってからも進んでいる。出足を犠牲にしているので重さはあるが、今だったらそこそこ」と強調していた。足は明らかに良くなっている。 下関出身の長尾章平が4位。2日目のイン戦は1Mでまくられたが、2Mうまく旋回して逆転でから逆転で1着ゴール。「足は全体的にいいんじゃないですかね。原田さんのおかげ。ペラを見てもらいました。津留(浩一郎)さんの伸びがすごくてまくられると思っていた。1等まで出てこられるとは思わなかった」と足は全体にまとまっている。4位から準優での1号艇を目指す。

初日連勝の原田篤志はまさかの7位に後退してしまった。「ペラは自分の形に叩いた。前半は1Mの展開を読み違えた。足は悪くない。力強さはある。ただ、特徴はなく出足も伸びも悪くないけどもう少し欲しい。後半は出足をつけられるようにペラをやる」としていた。ペラを自分の形に叩いたが、それが裏目に出てしまったのかも。

勝負駆けで注目は北川太一。伸び仕様にして見せ場を作るか。「試運転とかは普通よりいいと思うんですが、レースできのうから1個武器を持った人にやられていますね。ちょこちょこ調整しながら、この足をキープしていきたい」。7月からA1に昇格した。予選で敗退するわけにはいかない。

渡邊伸太郎が2日目2Rでインから逃げ、通算2000勝を達成した。「ホッとしました。一つの区切りですね。あとどれくらいできるか分からないけど、一生懸命頑張ります。あと10勝からが長かった。Fも切ったし。B級に落ちたから辞めようかなと思ったこともありました」としんみり。GIで2回優勝している実力者。まだまだ頑張ってもらいたい。