長野壮志郎、長尾章平、志道吉和が好ムード

ボートレース下関の海響ドリームナイター「ヤクルト山陽杯」は19日に開幕した。ドリーム戦の1号艇に選ばれた原田篤志が期待通り連勝発進。前半7Rはまくり差し、ドリーム戦はイン逃げを決めた。ゼロ台のスタートを連発して、特にドリーム戦ではコンマ04の踏み込み。今節にかける気合が数字に出ていた。今年当地を走るのは9回目だが、エンジン抽選運の悪さもあって活躍できず。しかし今節は低調機シリーズの中では素性の良いエンジンを手にした。「乗り心地はいいけど、7Rは1コーナーで思ったところに入れなかった。伸び切る感じはないけど、伸びられることはないし、気にならない。いつもの形に叩いて行く」と納得はしていないものの、戦える足はある様だ。

一方、通算2000勝に王手をかけている渡邊伸太郎は2連対の好発進。「ノーハンマー。乗りづらさがある。横に流れる感じ。まくり差しに行けそうにない。足自体は悪くない。行けるところまでこのまま」と話す。1号艇が回ってきた2日目2Rでメモリアル白星を飾りたい。

機力面では長野壮志郎、長尾章平、志道吉和が好ムード。今期A1ペースの長尾は豪快まくりを決めるなど、2日目以降も大暴れに期待がかかる。「いいっすね。何もしてないんですけどね。整備士さんには、回った後が良くないかもと言われたけど、あんまり気にならなかった。ピット離れから、伸びもまあまあいってると思う。これを壊さないように」と好感触。2コース差しで白星をゲットした長野は、「足はいいと思います。どこがというのはないけど、全部の足が余裕ある。ペラが開くのでそこだけ」とこちらも手応えを掴んでいた。