準優でまくりを決めた杉山正樹がV戦でも一撃なるか！？

ボートレース常滑の「名鉄杯争奪2023納涼お盆レース」は13日に5日目が開催。準優10Rは池田雄祐が3コースからコンマ12のSを決めてまくり快勝。「質のいいSが行けた。それで勝てましたね。でも、ちょっとズレてた。昨日(4日目)の方がいい。行き足に乗り心地と色々とロスしてる。調整が難しい。合えば行き足から伸びがいいし、乗りやすくもなる。優勝戦はしっかり合わせたいです」。いい勝ちっぷりだったが、仕上がりには不安を残した様子。最終日も作業に汗を流すことになりそうだ。

11Rは平本真之が順当に逃げた。「今節はSが行けてなかったけど、準優でようやく行けた」と安堵の表情を見せた。「ペラを少し叩いてグリップ感があった。でも、いい人とは全体的に差がある」と機力的には中堅ランクの評価。その後、予選トップの野口勝弘が12Rで2着に敗れ、優勝戦1号艇が分かると顔つきが変わる。「1号艇だと気持ちは全然違う。でも、簡単にいくレースじゃない。追い風がどれだけ吹くか分からないし、みんな出ている。特に3番、4番、5番は…。Sを行ってまくられたら仕方ないけど、悔いの残らないSは行きたい」と気を引き締める。

12Rはチルト3度に跳ね上げた杉山正樹がコンマ03のSを決めてひとまくり。「3度は少し伸びますね。でも、もっと伸びが欲しいのでペラは調整する。調整を戻しても足は知れてるので、このまま3度で勝負する。準優みたいに誰かがマークしてくれたらラッキーだし、6コースも覚悟してます。追い風が吹いてもF切らない程度にはSは行けますよ」。勝つなら一撃しかないと腹をくくった杉山。優勝戦でも大駆けがあるか注目だ。

優勝戦の出走表はこちら 常滑12R