3日目連勝の河村了が準優1枠獲りを狙う

ボートレース常滑の「名鉄杯争奪2023納涼お盆レース」は12日に予選最終日を迎える。

河村了が3日目連勝。「エンジンなりにいい調整ができた。このエンジンは伸びじゃなく、出足で調整した方がいい。前半も出足を活かして、行き足でまくれた感じ。伸びは吉田慎二郎さん、野口勝弘選手の方がいいけど、今節は平本真之選手みたいに出足・回り足で勝負する」と、上位級の出足に仕上げてきた。得点率は4位タイ。予選ラストは点増しレースの1号艇も控えているだけに、準優1枠獲りへ視界良好と言ってもいいだろう。

エース平本は6戦5勝と期待通りの走りでシリーズをリード。得点的にも抜けており、予選トップ通過が濃厚だ。「ターン足はスムーズだが合っていなくて、出口でロスしている。伸びも分が悪いし、出口からの繋がりと押しを良くしたい。ペラの調整をする」と仕上がり的には万全とはいかないが、スピードは段違い。

野口、黒野元基が得点率2位タイで並ぶ。野口は、「ペラの形を試して、今日は出足が抜群で感じがいい。伸びは普通ぐらい。あとは、ピット離れと乗り心地が欲しい」と、低勝率機を選手間でも評判の足にしている。黒野も「ターンの感じは大分良くなった。昨日(2日目)に比べたらいい。伸びは野中一平さんの方が良さそう。上積み欲しいって言えば欲しいけど…」と上積みは出来ており、オール2連対と順調だ。