遠藤エミ
遠藤エミ

遠藤エミが女子戦ビッグタイトル3度目&獲得賞金トップへ!/津レディースチャンピオン

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ボートレース津のPGI「第37回レディースチャンピオン」は6日の最終日に優勝戦が行われた。予選トップは川野芽唯だったが、得点率は7.67と低い数字。そしてボーダーの18位は6.00の着位差となった。上位と下位の差が小さかった準優18選手は、それだけ拮抗したということだったか。

それを証明するかのように、準優では10Rの平山智加は逃げたものの、2位の渡邉優美、トップの川野が2着に敗れた。展開一つで結果が変わる機力差となっていた。追い風の水面にアウト勢は最後まで苦労の連続。節間72レースで5コースから勝ったのが5日目の高田ひかるのみ。6コースは0勝と、見せ場を作るのが精一杯だったか。

優勝戦も追い風が吹いて内有利の雰囲気が漂っていた。ほぼ横一線のスリットとなったが、この追い風でイン平山が大事に落とすと察知した遠藤が見事なツケマイ。パワー相場混戦の中でも予選道中では「強めの足」と口にしていたが、その自信もレース運びを強気にしてくれたのだろう。

これで遠藤は2017年クイーンズクライマックス(大村)、2021年レディースチャンピオン(浜名湖)に続く、女子主要タイトル3回目の優勝。SGクラシックを制した昨年は優秀女子選手にも選ばれた。今年はその看板が重荷になりかねなかったし、今回はドリームから外れる悔しさも味わった。だがこれで、名実共に女子ナンバーワンの称号を手にしたと言っても過言ではない。

なお、津ボートは目標の100億円を上回り約101億円を売り上げた。

優勝者コメント・遠藤エミ

「ほっとしてます。最初は準優のような差しを頭に描いていたけれど、平山さんが1M寄った展開を見てツケマイしかないと思いました。流れたけど、いい足に仕上げることができました。会心のレースでしたね。1年以上優勝できなかったし、もどかしい思いもしてました。これで女子の賞金トップ? 女子でトップと言っても…。また、1走1走勝って行きたい」

優勝戦の結果はこちら 津12R