優勝候補が集団Fに散る中、王者・松井繁がトップ通過

ボートレース常滑「中日スポーツ杯争奪第27回ドラゴン大賞」は12日に2日目が行われた。 天候不良で開始時間が大幅に遅れた2日目の12R。風も追い風に変わったせいか、3艇ものFが出てしまった。その中には節イチ足の渡辺浩司に、ここまで連勝で来ていた田頭虎親とVが期待できる選手がいただけに残念でならない。

2日間の予選が終わって、得点率トップに立ったのが永田啓二だ。後半は新ペラでのレースだったが、しっかり逃げてみせた。ただ、「新ペラは叩いたけど、良くはないですね。元の方が良かった。何かスカスカしてる」と気配は若干ダウン。ペラ調整は必要だろう。

2位が事故レースで難を逃れた松井繁。「前半は良くなかったが、後半の方が足は良かった。出足系統は変わらずいい」なら準優への不安はないか。3位に中田元泰。「足はまあまあで悪くないが、上がりが鈍いのでペラの微調整をする」とすぐにペラ室へと入っていった。

地元のホープ・前田翔は13位での勝ち上がり。初日の遅れで枠を悪くしてしまったが、2日目は1、3着で巻き返した。「ギアの調整をして良くなっている。足は上位級で、出足からターン足が良く、延長で伸びている。スローから伸び返した。あとは、ペラの調整だけで行ける」と気配的にも上昇。準優は5枠でも楽しみいっぱいだ。