初日唯一の連勝発進を決めた川田正人が力強い足

ボートレース常滑の「中日スポーツ杯争奪第27回ドラゴン大賞」は11日に開幕した。初日メインの12R「予選ドリーム戦」は、王者・松井が隙なく逃げて勝利。初日は2、1着とまずまずの滑り出しとなった。低調機がパートナーの松井だが、「ペラはちょっと叩いただけ。伸びは少し甘いが、出足系統はいい」と早くも水準以上の足に仕上げてきた。このままV争いをリードしそうだ。

川田正人が初日唯一の連勝発進。前半は前付けで深い進入を強いられながらも、押し切りに成功。後半は4カドから豪快にまくってみせた。「前半は助走距離もなくて分からなかったけど、後半はあのスリット隊形でまくれて驚いてる。疑心暗鬼だけど、伸びもいいのかな。あのスリットなら絞められないと思ったけど、絞めていけましたから。ターンの手応えはいいし、伸びも人よりはいいのかも」と予想以上の足色に思わず笑みがこぼれた。

他では永田啓二、吉村正明、高野心吾が2連対。地元のホープ・大江純は3コースから鮮やかなまくり差しで白星発進を決めた。「1マークはここだって見えてました。でも、江戸川を走ってきて、踏み込む位置が浅かった。常滑はもっと踏み込まないといけない。最近は調子もいいし、ペラの上手くいってる。この調子で頑張りたい」と気を引き締めた。今節は成長ぶりを地元で存分にアピールしそうだ。