予選を首位で突破した萩原秀人だが機力は劣勢

ボートレース下関の海響ドリームナイター「日刊スポーツ杯 準優進出バトル」は10日、予選が終了。準優進出戦のメンバーが出揃った。

準優進出戦の1号艇をゲットしたのは8R新田雄史、9R西村拓也、10R吉田俊彦、11R萩原秀人。低調機を引いて心配された新田だが、「足はいいですよ。40％くらいの感じでエンジンは理想に近い。あとはスタート。早いタイミングでは行けないけど、全速で行きたい。事故点が高いのでスタートは無理できません。今節はすべの調整がうまいこといきました」と機力アップに成功している。優勝はないが、SG、GIを含めて6連続優出中と、当地相性もいい。

西村は「3日目の後半から感じは良くなっている。どこがいいとかはないけど、普通もなかった足が今なら普通以上はある。最初を思えばもう十分。あとはしっかりペラを合わせたい」と気を引き締めていた。予選を2位でクリアした吉田は「足は変わらず。全体的に中堅より少しいい」と話すが、イン1着率はかなり高い。

予選を首位で突破した萩原秀は5日目6Rで山崎郡にまくられたが、好旋回で2着は確保した。ただ、「山崎選手とは伸びが違っていた。この差は埋まらない。自分のはレース足に寄せて、そこはいいと思う。基本はここをベースに調整する。エンジン自体は悪くないけど、威張れる感じはない」と、機力は劣勢の様だ。