滝沢芳行がSGを制した思い出の水面で大暴れの予感

ボートレース常滑の「第37回半田大賞」が2日に開幕。初日メインの「予選ドリーム戦」は、人気を集めた岩瀬裕亮がコンマ13のトップSから逃げて快勝。初戦も好ピット離れから3コースを奪って2着と、初日2、1着と上々の滑り出しを決めた。「まずまずで悪くない。前半は回転を意識した分、正味の足は少し弱くなった。後半はバランスを取っていった。」低勝率機とあって、納得の足には程遠いかもしれながい、このエンジンなりには出せている。このままシリーズをリードしていきたいところだ。

酒見峻介は連勝ゴールを決めた。「1走目は前の人のまま。伸びは良いですね。エンジンはいいと思います。」後半はチルトを1に跳ねたいつものセッティング。4カドから一気に伸びてまくりで仕留めた。前節の優勝戦のFが影響して仕掛けは慎重になっているが、それを十分にカバーする快速足に仕上がっている。

気配では滝沢芳行が目を引いた。前半を競り勝っての2着、後半が2コースからまくって白星を挙げた。「ちょっと重たく感じるけど、2Rのメンバーならいいかな。自分も重たいけど、周りの方がもっと重そうだった。直線に入ってのつながりがいい。藤山翔大選手みたいに伸びに寄せてる訳じゃないからああいいう伸び方じゃないけど、ボチボチってところかな。もう少し回転上げたいのでペラ調整する」。もう22年も前の話になるが、当地はSGを制した思い出の水面。今も当時のような快速まくりを武器にしているが、今シリーズは大暴れを予感させる。