澤田尚也
澤田尚也

琵琶湖

優出は叶わずも準優での奮闘が光った地元・澤田尚也/びわこ秩父宮妃記念杯

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ボートレース琵琶湖のGⅡ「第67回結核予防事業協賛 秩父宮妃記念杯」は2日に最終日を迎える。

5日目に行われた準優勝戦は、1枠トリオがイン逃げ3連発とパワーを見せつけた。見応えが合ったのは準優12Rの2着攻防。1マークではインからコンマ05のスタートを決めた藤原啓史朗が先制。渾身のまくり差しで内を突こうとした山田康二は引き波もあって行き場をなくし、内を佐藤隆太郎にすくわれた。2コース差しが不発に終わった地元の馬場貴也は前を走る佐藤を猛然と追いかけるも、道中で山田康にも逆転を許して悔しい4着に終わった。山田康は「1マーク失敗でしたね。間を狙いに行っちゃった。外マイで良かったな、あそこは」と反省しきり。馬場も「精一杯やりました…」と唇を噛んだ。

準優11Rは宮之原輝紀がイン逃げを決めた一方で、地元同士の熾烈な次位争いが展開された。6枠・白井英治の前付けに対し、大外6コースの単騎ガマシを選択したのは丸野一樹。5枠でスローの4コースを主張したのが澤田尚也だ。丸野がコンマ10のトップスタートを放って自力で攻め込むと、混戦の1マークを澤田がまくり差しハンドル。両者の競り合いは先輩の丸野に軍配が上がったが、地元若手の奮闘ぶりに6着に敗れた森高一真が「油断したわけではないけど、澤田が良いターンをしたね」と舌を巻いていた。その澤田は「優出はできなかったけど、丸一日整備して、その甲斐はありました」と整備、レースに関して大きな収穫があったようで、これからが楽しみだ。

優勝戦の出走表はこちら 琵琶湖12R