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ボートレースびわこのGⅡ「第67回結核予防事業協賛 秩父宮妃記念杯」は30日に4日目が終了。予選ラストは今節初めてのイン戦となった藤原啓史朗だが、危なげなく押し切って5連勝とした。ただ、これまでのように後続艇を引き離すような展開にはならず、ゴール前も2位とは2~3艇身と差は縮まった。「1枠1回だけだったのでチルトを0.5度から0度にして、バランス重視で行きました。それで伸びは昨日までの10点から8点ぐらいに落ちた。でも全部の足が高水準なので良かった。スタートもバッチリでしたしね」と自らのエンジン気配を分析した。
注目度では負けない地元の馬場貴也は「スタートは思い切って行ったつもりだけど、届いていなかった。でも行き足、伸びは悪くないし、トップの次ぐらいのレベルでしょう」と。準優12Rでは、1枠の藤原を2枠から攻める。
峰竜太は3日目同様に予選ラストでも5着と崩れ、2位から4位タイにダウンして予選をフィニッシュ。「足はいいんだけど、スムーズさがなかったし、差し場も狭かった」と悔しそうな表情をしながら語っていた。悔しいと言えばもう1人、今節はパワーに泣かされているのが白井英治。予選ラストも1枠で2着に敗れ、まさかの予選未勝利に終わった。「全部の足が良くない。スタートも頑張って行ってるつもりだけど、届いていない」とお手上げの状態だが、16位タイと滑り込みで予選通過を果たした。準優は6枠から気合の走りを見せてもらいたい。
準優1号艇は藤原、宮之原輝紀、廣瀬将亨と奇しくもGI未戴冠者が並んだ。宮之原は「みんな回転が足りていなかったようだけど、自分は回して行ったので良かった。伸びは普通ですが、行き足なんかは悪くない」と調整には自信を持っている様子。廣瀬は「一撃を狙えるほどの足はないけど、普通以上はある。出足とか回ってからの押しは強力です。この足を落とさないようにして、あとはレースに集中」と、こちらも手応えは十分だ。準優はいずれも2枠に怖いSG覇者がいるのだが、絶対優位のパワーを信じて優勝戦の切符を掴んでもらいたい。
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