椎名豊
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尼崎

【GⅡ事前情報③】昨年のオーシャンカップ優出選手・椎名豊、稲田浩二、桐生順平に注目!/尼崎ボートレース甲子園

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ボートレース尼崎のGⅡ「第5回全国ボートレース甲子園」が7月4日にシリーズの幕を開ける。

全国の出身県別選手数

今回の甲子園出場選手とほぼ同時期に、5月1日現在の出身県別選手数も発表されていたので、現在の勢力分布もわかってくる。県別の選手数を見ると、多い順に福岡200名、愛知140名、大阪109名。以下は東京、岡山、静岡と続く。

続いてA級選手の割合が高い10人以上の県を割り出すと、滋賀(21人中14人…66.7%)が断トツで、栃木(12人中7人…58.3%)、兵庫(60人中34人…56.7%)と続く。ちなみに岩手は2名しかいないが、ともにA1級でSG覇者の中澤和志菊地孝平だ。

5年連続出場は10選手

さて、GIIながら全国的な注目度の高いボートレース甲子園は、出場選手から話題になる。本家の高校野球以上に、“無風県”と激戦県の差は大きい。なお、各県代表はその県の勝率5位以内でB1級以上の選手から選ばれている。

第1回からの5年連続出場は、初代チャンプの今垣光太郎(石川)をはじめ、飯山泰(長野)、西島義則(島根)、前川守嗣(沖縄)ら10人。一方、初出場選手も13人と多い。ベテランの上平真二(広島)、大峯豊(山口)、宮地元輝(佐賀)の強豪、女子の倉持莉々(茨城)も初選出。女子5人選出はこれまでで最多だ。福岡勢200人の代表には、前田将太が初めて選ばれた。

昨年のオーシャンカップ優出選手に注目

過去4回のボートレース甲子園や、当地との相性、実績を検討すると、優勝争いの大きなヒントが見えてくる。

まず、過去4回の優出選手24人は全員がGI以上の覇者で、20人はSG制覇のキャリアがあること。このレースはいわば“スーパーGII”で、記念実績のない選手が優出戦線に絡む可能性は相当低い。

次に近況の当地記念戦における実績を調べると、椎名豊稲田浩二桐生順平の名前が浮上する。昨年7月の当地オーシャンカップで1~3着とした面々だ。実はこの三選手、10月の当地70周年記念で再戦して、その時は1着・稲田、2着・桐生、3着・椎名と着順こそ変わったが、3着までに入った。

この『3強』に続くのは、ベテランの太田和美深川真二。さらに中島孝平田口節子丸野一樹片岡雅裕池永太秋山直之が実績を残している。