前節のV機を手にした角山雄哉が「ターン出口で押し感がありました」と好感触

ボートレース津では2日に「トランスワードトロフィー2023」がシリーズの幕を開ける。今節はメーカークラスのエンジンが多数出ており、激しいパワーゲームが展開されそうだ。

その代表格となりそうな60号機は岡部大輝の手に渡った。しかし「自分の好きな感じではない。出足を求める方なんで」と、伸び型のエース機に戸惑いを隠せない。好みで言えば尾嶋一広が引いた72号機の方が良かったか。だが、その尾嶋も雨のせいか「重いですね」と出足型の強力機に疑問符。初日も雨模様だが、エンジンを味方につけることができるか。

前節の野口勝弘が優勝した53号機は角山雄哉がゲット。こちらは「ターン出口で押し感がありました」と、早くも好感触を得ることができた。

12Rドリーム戦1号艇の指名を受けた下條雄太郎は、エンジン以前にスタートの問題がつきまとう。前走地の芦屋オールスター準優で痛恨のF。記念戦線からしばらく離れることとなった。期初めのFは致命傷にもなりかねないだけに、果たしてスリットはどこまで攻めることができるのか注目したい。