
平和島
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5日目は4日目同様に晴れ渡り、気温が30度まで上がった。序盤から中盤にかけては差し、まくり差し、抜きがよく決まり、9Rまでの間に逃げは2本のみと、当地らしいイン受難の流れとなった。それでも準優は10R、11Rと逃げ決着が続き、最後の12Rも地元若手の馬場剛が人気を背負ったが…山崎郡のジカまくりに沈み、万券決着となった。
優勝戦1枠を手にしたのは上條暢嵩。予選道中で4勝を挙げる活躍を見せてきたものの、伸び以外の舟足には納得していないコメントが続いていた。準優後も「完全な伸び寄りで、伸びはいい。ターン回りは決していいとは言えない」と、やはり旋回系の課題は残す状況だ。ただ本人も「流れはすごくいい」と語るように勢いは本物でSも決まっている。19年下関ダイヤモンドカップ以来の記念制覇へ、先マイあるのみだ。
2枠は準優10Rで逃げて優出一番乗りを果たした中田竜太がゲット。「足は部分的に自分よりいい人はいるけど、バランス取れていいと思う」と仕上がりは及第点だ。妻の浜田亜理沙とともに、24年に地元・戸田で開催されるクラシックも意識しており、優勝戦でも気合の乗った走りを見せそうだ。3枠は準優で波乱を演出した山崎。「ターンの返り、押し感は文句なしで良かった」とコメントは力強い。3枠という攻め位置をゲットしただけに穴党は注目の存在。
そして4枠には地元の看板・濱野谷憲吾が収まった。「体感は重たいけどバランスは取れている」が「少しずつ合ってはきているけど、バチッとはこない」と完調とはいかず。それでも「平和島では誰にも負けたくない」と言うなら、東都のエースとしての矜持を示すだろう。5枠は昨年から特別戦Vが続く宮地元輝。「まだ合い切っていないし、出足も伸びもこさせたい」とのこと。ただ、ここ一番での勝負強さを秘めるだけに、侮れない存在なのは間違いない。6枠には地元支部長の長田頼宗が滑り込み。「準優ではちょっと劣勢な部分もあった」と展開の助けは必要だが、今年は江戸川周年の優勝戦1号艇で敗れた事も記憶に新しい。リベンジに闘志を燃やしているだろう。
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