シリーズリーダー山口剛が優勝戦絶好枠

ボートレース常滑「第17回日本モーターボート選手会会長賞争奪戦」は15日に最終日を迎える。

準優は逃げ3連発で決着。シリーズリーダー山口剛も危なげなく優勝戦へと駒を進めてきた。もちろん、最後も1号艇で登場する。「出足・回り足が良く、行き足も悪くない。伸びだけ上位のエンジンに追いつかれる。廣瀬真也選手と2日間同じレースを走って、捕まえる感じがあった。でも、それ以外の足に問題はないですよ」と機力もほぼ納得のレベル。準優はコンマ15のトップSだったが、「もう少しいけますね。全速とかは関係なく、コンマ10のタイミングを決めたい。負けないSをいきますよ」。王道逃げでシリーズを締めくくるか。

芝田浩治・清水敦揮も準優をキッチリ逃げた。芝田は「足は全体的に悪くなく、レース足も悪くない。伸びていくような足ではない」。清水は「足は悪くないが、乗り心地は納得していない。ペラの微調整をして、足も乗り心地も上積みしたい。中堅の中」。これでは、山口を負かすには展開の助けが欲しい。その展開を作るなら仲道大輔しかいない。「初優出です。ピット離れは失敗したけど、角度が取れる4コースになったのが結果良かった」とまずはホッとひと息。「安パイで5・6着では面白くない。6枠でもせっかく乗れたので1着を狙いたい。1着を狙うなら伸び型しかない。チルトはMAXまで試してみる。チルト3度のデータは持っているので、調整してダメなら戻せばいいだけの話。明日の昼頃までには結論を出したい」とまずはセッティングに注目。「優勝戦はすごいメンバーですね。でも、正月レースで浩二さん(池田)をまくったことが自信になっている」。そう、地元ファンなら知っていると思うが、正月シリーズ初日に、チルト3度で池田浩二相手に6コースから一撃決めているのだ。仲道がアクションを起こさなければ山口Vが濃厚。レースのカギは仲道が握っていると言っても過言ではない。

優勝戦の出走表はこちら 常滑12R