前検一番時計は新美恵一がマーク

ボートレース常滑の「中日スポーツ杯争奪第43回チャンピオン大会」は29日に開幕する。地元のスターレーサーが集結するGWシリーズで、主役を務めるのは昨年のグランプリファイナリストの磯部誠だ。引いた11号機は2連対率42％だが「正直、42％と言う感じではない。伸びは普通あるかないかで、心もとない。ターン系と行き足は悪くない。ペラの調整をする」と、思うような感触ではなかった。シリーズ中にしっかり合わせて、最終的にはVにたどり着きたい。

ドリーム組で険しい表情だったのが赤岩善生。引いた44号機は2連対率わずか23％で、前回の石田政吾が未勝利に終わっている。「悪いエンジンなので、足が足りない。全然出ていない。エンジンを全部点検して、部品を換える予定」と早速整備のメスを入れていた。

現在使用されているエンジンは、温水パイプが外れてからメーカー機がこぞって気配落ち。現在はエース機どころか、上位機すら不明瞭となっている。そんな中で前検一番時計を新美恵一、二番時計は仲口博崇と、ベテランの二人がマークした。新美は、「悪くはないかな。何となくだけど。点検するぐらい」と、まんざらでもない表情。F2の消える5月1日からが狙い目になるか。

一方の仲口は、「足は普通で、みんなと変わらない。下がることはない。ペラは大ざっぱに叩いただけなので、じっくりやって、外回りも見る」と。前回が酷い成績だっただけに大きなことは言わなかったが、S特訓でもジワッと伸びていた。