佐藤大佑が土つかずの3連勝

ボートレース江戸川の「外向発売所開設11周年記念 富士通フロンテック杯」は17日に2日目を終えた。

2日目は向い風が6～8メートルと強めに吹き、潮が上げに転じた5R付近からは波高も15センチ近辺と高くなり、終日安定板を装着。5～10Rまで2周戦に短縮された。

水面に比例してレースも荒れ模様となり、イン戦の勝ち星は4つのみ。2Rでは5コースからエース39号機を駆る地元の品田直樹がまくって、2コースの磯部誠を飲み込んでしまい、6コースの新鋭・森智哉、インの早川尚人と続いた。3連単5-6-1は20万2580円で、当地10番目の高配当となった。

選手班長・品田に続いて、3Rでは佐藤大佑が大外から豪快にまくって白星。後半10Rは2コースからまくって2日目を連勝。初日の江戸川選抜に続いて、土つかずの3連勝と絶好調モード。足の仕上がりも「Sは放ったんですよ。それであれだけ伸びていたから文句ないです。伸びだけではなく出足もいい。最近は伸びだけではなく出足も来てくれて、いい出方をしてくれる。あとはSだけです。ペラ、セッティング的にどうしてもSはしにくいので、そこに集中するだけです」と近況当たり出したペラが当節も大ヒット。もはや節イチと言ってもいいスリットからの加速を見せている。

そのほかの上位勢では、岩瀬裕亮がまくり差しと逃げで連勝。初日からオール2連対として佐藤大に続く位置につける。吉村誠、長野壮志郎、島村隆幸、品田、茅原悠紀といったところが現在のベスト6タイ圏につけている状態だ。

一方、宮之原輝紀と磯部はペースが上がらない。特に磯部は「レースで肝心な足が何もない…」と苦しい足元事情。ポイント的にも正念場。3日目11Rは6枠ながら、2着以上の成績は欲しい状態だ…。