川野芽唯
川野芽唯

福岡

川野芽唯が最後まで主役の座を譲らずV奪取/福岡オールレディース

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10R発売中に行われたスタート特訓の最中にどしゃ降りの雨が降ってきた。結果的に優勝戦の間際になって止むことになるのだが、この気象条件の変化が川野芽唯に課せられたV奪取に向けた最後の関門だった。予選、準優の動きを見てもエンジンがトップ級の動きを見せているのは間違いない。その状態をキープできるかどうか。

川野はここで「ペラを叩く」という選択を下した。「湿気が出てきてスタートが届かなくなるのは分かっていたので今まで通りのスタートだったら遅れてしまうだろうなと。ペラは叩いて正解だったと思います。それにしても(スタートは)早かった。ギリギリですよ。優美ちゃんコンマ02でしょ?突っ込みすぎです」と苦笑い。機力的に最大のライバルと見られた渡邉優美の鋭発駆けにヒヤリとしながらも冷静に立ち回り、主役の座は最後まで譲らなかった。

優勝は20年12月芦屋以来、2年3ヶ月ぶり。当地での優勝となるとティアラを被った15年12月のクイーンズクライマックス以来となった。一時は調子が上がらずA2級に落ちたこともあったが、今期は勝率7点オーバーと自己最高をマークする勢いで水面を駆けている。4月8日からのヴィーナスシリーズで再度当地水面に登場する。堂々と当地連覇を狙ってもらいたい。

優勝者コメント・川野芽唯

「(スタートは)早いな~と思って本当にギリギリでした。優美ちゃん突っ込みすぎでしょ(笑)。スタート特訓後に雨が降り出したのでペラは叩きました。最後も良い状態でレースできたと思います。優美ちゃんもかなり出ていたけど、引き波1本の差でしたね。差されたかなと思ったけど、波1本分、自分の方が前に出てくれました。エンジン(28号機)はかなりいいと思います。瓜生正義さんとか福岡支部の先輩が乗ったらもっとすごい足に仕上がりそうです。優出はできていたけど、なかなか優勝できていなかったので、久しぶりに優勝することができてうれしいです。これからも目の前の1走1走を大事にして頑張っていきます」

優勝戦の結果はこちら 福岡12R