末永和也
末永和也

若松

登番5000番台2人目のGI覇者が誕生した/若松九州地区選手権

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波乱のシリーズだった。峰竜太が初日ドリーム戦、2日目と2回の不良航法を犯して負傷帰郷。節一パワーの岡村慶太は初日後半にいきなりFに散ったほか、峰に続いて岡崎恭裕水摩敦田頭実羽野直也村上遼らも負傷帰郷した。中でも村上は救急車で運ばれ、指が骨折していた…という情報も入っている。

そんな中、桐生順平の周年優勝エンジンを手にしていた前田将太末永和也が初日連勝でシリーズをリード。最終的に末永が予選トップ通過を果たし、そのまま準優、優勝戦とイン逃げを決めて優勝を果たした。本人が言うように流れは抜群に良かったが、上位機ではないエンジンをしっかり仕上げ、まだ1回しか優勝していない選手とは思えないほど落ち着いたレース運びは光った。

ボート界はかつての今村豊さんや、その後の服部幸男松井繁、山崎智也らのように、デビューしてすぐSGやGIで活躍する選手がほとんど出現しなくなってしまったが、末永はこのままファンに夢を見させてくれる選手になるかもしれない。SG初出場となるクラシックの走りも楽しみしかない。

優勝者コメント・末永和也

「こんなに早くGIを取れるとは思っていなかった。早いというか運がよすぎる感じですね。GIを取ったという実感はまだ沸かないです。最終日もいつも通り試運転して乗り心地を求めて調整しました。緊張しないためにも試運転で練習してました。結構乗り込みました。伸びられるとかはなかったのでスタートに集中したけど、瓜生正義さんが見えて、ちょっと怖かった。瓜生さんを警戒しつつ、自分のターンができるように、必死でターンしました。ゴールしてからはデジャブ。前回(ファン感謝3Days)みたいな感じになりましたね。若松は自分にとっていろんな物をくれるレース場です。前回の初優勝の時にはいなかった師匠の上野真之介さんがいたので、今回はそこが違います。こんな自分にもファンはめちゃくちゃ声援をくれるので、そこはうれしさと感謝の気持ちしかないです。今後の目標は師匠と記念で優出することです。優勝したことは師匠には伝わったので家族とか友人に伝えたい。いつも応援ありがとうございます。これからも試運転をいっぱいして成長できるよう頑張ります」

優勝戦の結果はこちら 若松12R