重成一人
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大村

A1レーサーの貫禄を見せつけた重成一人が優勝/大村アサヒビールカップ

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地元の村上遼をはじめ、角谷健吾らが欠場となりA1レーサーの数は減ったものの、終わって見れば優勝戦はオールA1級での対決となった。2日目は荒天のため7R以降が中止になるなど、安定板が着く日もあるなど天候にも泣かされたシリーズでもあった。

ドリーム1号艇で期待された石橋道友がまさかの予選落ち。出足のなさに、こちらも泣かされた。そのドリームを2コース差しで制したのが重成一人だった。片橋幸貴が前節出足超抜だったエンジンを引き当て、出足、行き足、回り足といったレース足が抜群だった。ただ、正味のパワー比べでは下出卓矢佐藤悠の師弟コンビがトップ級。下出は初日から4日目前半まで4連勝と好調だったが、予選ラストの5着に泣かされてトップの座から脱落。安定した走りを見せた重成が逆転トップとなった。

準優は全て1-2で決着。インの強さを見せつけたのもあるが、A1レーサーが格の違いを見せつけたレースでもあった。

優勝戦は重成がイン先マイ。2コースから差した下出の差しも気になったが、2Mを先に回ってそのまま先頭でゴールした。優勝戦も1-2で決まった。

ある選手が話していた。「やっぱり、グランプリに出るようなエンジンはしっかりしていますね。差を感じました」と。ただ、今節を見れば下出が乗った11号機も良さそうだし、佐藤が大暴れした50号機もパワフルな動きは健在だった。また、萩原秀人の77号機は2連対率ワースト(追加選手を除く)だったが、ペラ調整と中間整備のギヤケース交換で激変した様子。

優勝戦の結果はこちら 大村12R

優勝者コメント・重成一人

「ホッとしています。(大村では10年2ヶ月ぶり、ナイターでは初優勝です。大村は好きですか?)。はい、大村は好きです。大好きです。節間通して安心した仕上がりだったと思います。グランプリ2ndから出場したエンジンなので安心でした。1周1Mを回った時は差されたかなと思ったけど、2Mで差されていない時点で大丈夫と思いました。近況のリズムは満足しています。今年の目標は3月の周年を走らせてもらえるので記念戦線で頑張りたいと思います。(周年でも)41号機を引かないといけませんね」