負傷の赤岩善生に代わって江口晃生が予選トップ通過

ボートレース常滑の「サンケイスポーツ杯」は29日に2日目を終えて予選が終了。予選トップ通過を決めたかに思えたエース・赤岩善生だったが、レース後は顔をゆがませ足を引きずっていた。これ以上はレースはできないと判断して負傷帰郷。エンジンは仕上がっていただけに残念だ。また、今後の復帰もいつになるのか心配でならない。

代わって得点率トップに立ったのが江口晃生だ。「ピット離れは意識して調整をしてないが、悪くはない。足も悪くないが、今節はSが駄目でとにかく遅い」。機力的には不安はないが、課題を挙げるとすればSの踏み込み。それでも、しっかり修正してくるのが一流選手というものだ。 2位通過は木村仁紀。初日の1号艇を落としたが、上手く立て直しができた。「前検を思えばだいぶ良くなっている。伸びは上もいるけどターン回り系が良くてしっかりレースができる。Sも昨日の深くなった時だけは参考外だけど、それ以外は勘通りに行けている」と雰囲気はいい。3位にベテラン堤昇。「悪くはないけど全体的にまとまっていて特に強調する部分がないんだよね。ただレースに行くと競れているし、この辺で行った方がいいのかも。とにかく体感が良くなるようにペラを微調整していく」。こちらは盤石とはいかないが、決して悪い仕上がりではない。

2日目は2、2着と巻き返し、準優は6号艇ながら間に合ったのが地元のホープ前田翔。「ペラの調整が合って、直線は普通ぐらいだが、ターン足が大分良くなった。あとは微調整をするぐらい」と機力もどうにか間に合わせた。ターンセンスは非凡なものがあり、準優でも見せ場以上を期待したい。