初日ドリーム戦は澤田尚也が制す

ボートレース常滑「サンケイスポーツ杯」が28日に開幕。初日メインの予選ドリーム戦は、見応えたっぷりのハイレベルな一戦だった。カドから仕掛けた堀本和也が果敢にまくって出たが、イン江口晃生も握って応戦。待ってましたと言わんばかりに差した赤岩善生だったが、さらにその内を澤田尚也がまくり差しで突き抜けた。「前検が良くなくて前半も外していたけど、ペラを調整して今はだいぶ良くなっていました。展開もあるけどグリップ感はすごく良かった。今ならターン回り中心にいい足だと思う」とニヤリ。当地は相性がいい水面だが、すぐに正解を出してくるあたりもさすがだ。

2着の江口は、「足は悪くないけど、今は西日でSが…」と全速で踏み込めなかった様子。3着に敗れた赤岩は、「上のリングを入れ替えてギアの調整をして、ペラも叩いた。足は悪くなく、いい感じの普通ぐらい」と語っており、エンジン的な問題はなさそうだ。

予選組では小林孝彰の機力が光った。当の本人は、「足はバランスが取れて悪くない。自分のミスです。乗り心地も今のところ気にならない」と好感触の様子。また、それ以上に他選手からの評判が良い。同じレースで対戦した高橋竜矢は「ドリームメンバーにはついていけたけど、小林選手には全く叶わない。足が違い過ぎますよ」と脱帽した。穴党ファンはぜひとも小林に注目して欲しい。