赤岩善生が前回戦と同じエンジンを手中に

ボートレース常滑の「サンケイスポーツ杯」は27日に前検が行われ、地元エースの赤岩善生が15号機を引き当てた。この15号機は、赤岩自身が12月の一般戦で手がけたエンジン。その時はオール2連対で準優勝。その後も出足を中心にトップ級の動きを見せている。そんな知り尽くしたエンジンを引けば、俄然力が入るというもの。「12月以降、誰も割ってないので、いつもの様にエンジンを上から下まで点検した。足はいい感じの普通ぐらい。ペラは初日に乗ってから、調整をする」と赤岩。控えめなコメントにも聞こえるが、その表情は手応えアリに見えた。今節はVチャンス大だろう。

ドリーム戦の1枠指名を受けたのは江口晃生。こちらは前回優出した36号機を引いた。「数字はいいエンジンだけど乗り手もいいからね。ペラは叩いて乗ったけど普通くらいじゃないかな。ただ、赤岩には少しやられる感じがあった。また乗りながらペラをしっかり合わせていきたい」。ひとまずは及第点の動きはあったか。

当地V実績がある澤田尚也にも注目したい。「ペラはそのまま。前検特有の重さが全体的にあった。足的には赤岩さんが良かったけど他とはそんなに変わらないかな。とりあえずペラをしっかり調整する。常滑は好き。エンジンがよく出てくれるイメージがある」と楽しみなコメント。一方で厳しそうだったのは堀本和也。「これはマズい。出足からのつながりが全くなかった。起こしてから重たすぎる。これだけ冷えていれば、もう少し回ってもいいけど…。とりあえず回転を出しにいく調整が必要。もう300回転ぐらい欲しい」と。今節は60日のF休み明けと状態的にもひと息。苦戦は免れないか。