仲道大輔がまくり一撃で大金星

初日メインの「予選ドリーム戦」は、人気を集めた池田浩二が逃げ完勝。前半7Rは4着に敗れたが、「前半は伸びを意識していったけど、あれが限界。人よりはいいけど、ああいうのがいるとね」とチルト3度にまくられて苦笑い。それでもチルトマイナス調整で臨んだ12R後は、「これなら戦える。極端な人がいるとやられるけど、足的には一緒ぐらいある」とひとまず合格点を付けた。2日目から白星量産といきたい。

2着は本多宏和。前半も2着で初日は着をまとめた形となった。ただ、機力的には「ピット離れと出足はいいが、伸びが少し弱い。ペラの調整を考えてみる」ともうひと足欲しい様子だ。 苦しいのは大敗の磯部誠。「伸びは下がっているし、出足も回り足もなく、全部の足が弱く厳しい状態」と渋い表情だった。

初日、一番輝いたのは仲道大輔だったかもしれない。池田浩と同じレースと分かった瞬間からスイッチは入っていた。「過去一番気合いが入ってました。一回ぐらいは浩二さんより前を走りたいと思っていたので」とまくる気満々でチルト3度を投入。6コースからトップSを放ってまくり一撃。「今は一撃仕様で極端な形でいった。もう6号艇は終わったので、少し伸び寄りの普通の形に戻す。僕はいつも基本は伸び寄り。伸びに寄せて反応してくれたし、今節はこの伸び寄りの足を活かせそう」と話した。今節のダークホースになるかもしれない。