多摩川
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石渡鉄兵が盤石の逃走V&宮本紀美が最後の走り
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13日から開催されていた「四市組合設立55周年記念BTS市原カップ」は17日が最終日。初日の多摩川選抜戦からは石渡鉄兵、中田竜太、井上忠政が優出を果たした。
予選で5連勝をマークし得点トップだった石渡が準優勝戦も危なげなく押し切って絶好の1枠。人気もここに集中した。枠なりの3対3の進入スタイルからただひとりカド若林将が0台のスタートを決めたがそこからは出て行かず。まずは石渡が先マイ決めてバック独走態勢へ。2コースの小林泰が3コースの中田と競る形になり、差し続いたのが若林。2Mで小林の突進を受けたがこらえて2着を確保。3着は小林、中田、井上で猛競りし最終2Mで井上が小林を振り切った。
石渡は通算79回目、当地は5回目の優勝。2連単は1-4で500円(3番人気)。 3連単は1-4-6で2,770円(12番人気)だった。
なお、最終日は84年11月にデビューした登録番号3177の宮本紀美が選手生活最後の出走となった。8Rの1号艇で登場して1Mでは隣の渡邊裕貴にまくられ、長岡茂一にもまくり差されたが、道中では激しい競り合いを制して3着はキープ。最後の出走で見事に舟券に貢献する形となった。「頑張ったでしょ」と自画自賛。優勝戦の後にはモーターの格納を手伝って最後の仕事を終了し、同支部の後輩である倉持莉々や藤原菜希とハグ。最後の別れを惜しんだ。
引退後のことは「まだ何も考えてない」で、当分は長かった選手生活の疲れを癒すことになりそう。施行者サイドからも「追配に呼んでも嫌がらずにすぐ来てくれる、ありがたい選手だった」の声もあり、誰からも惜しまれつつ38年間の選手生活を終えた。