地元期待のホープ前田滉が前検一番時計をマーク

「ニッカン・コム杯～とこなめＢ級グランプリ～」と銘打たれたシリーズだが、ボート界トップクラスの実力を持つ峰竜太が参戦。さらに安河内健、中亮太、前田滉と来期はA1に昇格するホープもいる。B級戦とは言え、実力差は普段の一般戦よりも大きいかもしれない。

主役は当然、峰で異論はないだろう。しかし前検のトーンは低かった。「エンジンがおかしい。ペラは完璧に叩いたけど、起こしから行き足がおかしい。B級戦は最後なので優勝するつもりできたけど、今回はエンジンがちょっと…」と手応えは悪かった様子。それなら若手の台頭もあるかもしれない。

安河内は「伸びてはいないけど、ドリームメンバーでは差はなかった。新エンジンだし、変なクセはないから、自分好みにはできると思う」と話す。当地は前回優勝の水面、肌も合うはずだ。中もまだまだ調整途上。「足合わせでやられたのでペラを叩いた。S特訓での足は気にならないぐらいになっていた。まだ本体も点検して、ペラもやります」とさらなる上積みを目指す。

地元期待のホープ前田は6秒58で前検一番時計をマークした。さぞかしいいコメントが聞かれると思ったが、「ちょっとやばい。回った後が特にやられる。そこからの伸びもやられる。スリットの足が怪しい。自分の感じにペラを叩いたけど悪いエンジンなのかな…。整備も考える」と思案顔。前検タイムは鵜呑みにしない方がよさそうだ。