本多宏和が予選トップを快走

連勝こそ5でストップも、本多宏和が予選トップ通過。これまでなかなか手応えを口にしなかった機力も「展示タイムが出てなかったので伸びがどうかと思ってたけど、僕の勘違いでした。これは出てます。伸びも普通で、他は全部いい。万全です」とコメント。新エンジンと新ペラになかなか自信が持てなかったようだが、レースを重ねる度に仕上がりの良さが確信へと変わったようだ。このまま最終日優勝戦まで突っ走るか注目だ。

本多に待ったをかけたい予選2位通過の大場敏。こちらもオール2連対とレース内容はすこぶるいい。「チルトマイナスでかかりや押す感じが変わらずいい。ただ、後半は気温が高いせいか、重さがあったので、ペラの微調整をする」。勝負所を前にこちらも盤石な仕上げに持ってくるか。 3位の大健闘は地元の天野友和。「舟足は変わらず全体的に悪くない。ただ、合ってなくて乗りづらさがあったので、ペラの調整をする」。天野もやはり準優を前にしっかり調整を合わせたい。

3日目は気温がやや上がって、回転が出ない状況だったようだ。そんな中で調整に戸惑う選手も多かった。地元のホープ・黒野元基もそのひとり。「全然合ってなかった。回ってなくて、全体的に合ってない。今節、合っていた時もあるし、合えばいいと思う」とコメントするように調整力に定評のある黒野でこの状況では、他の選手はさらに苦労したことだろう。