山崎義明が得点率トップを守りきった

山崎義明は4日目2、1着でまとめて得点率トップを守った。ファイナル1枠を手にし、昨年3月の当地以来の優勝を目指す。2日目からは出足がしっかりして、レース足に関してはトップクラス。スタートも2日目以降は安定して先行できており不安はない。優勝戦の時間帯は風がやや強くなる予報で水面が荒れそうだが、波が出ても乗りこなせる選手だけに問題ない。欠点は見当たらず、絶好枠を活かした戦いができそうだ。

強敵となるのは2コースの山口達也。当地前回の9月も優勝戦は2枠で、その時はまくって見せ場を作った。今回も「まくりにも差しにも行ける」と両面作戦でV奪取をもくろむ。ただ山口は「勝てるような足ではない」と、優勝戦に入るとパワー面では余裕がなさそうな様子。仕上がりに自信を持つのは石川真二で「出足、回り足は結構上位だと思う」と話す。5月には6コースから優勝をしており、今回も当時に匹敵する仕上がりなら、4コースからのV奪取も十分。麻生慎介も「ターン回り寄りでいい」と好仕上がり。「1Mは1等を狙って」と、渾身のまくり差しで挑む。中村裕将は乗り心地には満足。足に関しては景気のいいコメントは出なかったが、対戦した相手からは「中村さんが伸びてる」という話も出ていただけに、優勝を狙える足はある。

地元からは若林将が優出に成功。序盤は伸び不足で余裕のない戦いだったが、予選を終えて「伸びは普通以上ある」と良くなってきた。さすがに6コースから自力で優勝というのは考えづらいが、展開があれば十分に勝負になりそう。