江戸川
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長田頼宗が逆転V
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今節は大荒れの水面になることなく進んだが、最終日は強めの北風とホーム上げ潮がぶつかり波水面に。全レースで安定板が装着され、6R以降は周回短縮で行われた。優勝戦の時間帯も波高は15cmと、波立つ水面になった。人気を集めたのは江戸川鉄兵こと、絶好枠の石渡鉄兵。インからコンマ12のトップスタートを決めて楽々逃げスタイルを築いた。しかし5コースから果敢に握って長田頼宗が襲いかかり、石渡を脅かした。石渡は冷静に回ってバックは長田の内に舟をかけてこらえ、そのまま2Mを先取り。ここで決着とかと思われたが、懐が甘くなったところを石田章央が突いて石渡は前詰まりに(石田は不良航法)。その隙に、外を回った長田が前へと出て、2周1Mを先マイ。優勝を決定付けた。石田は2周1Mで石渡を回して差して2番手を確保。石渡は昨年4月以来の当地優勝を狙ったが、3着に敗れた。伸び抜群で初優勝のチャンスがあった伏見俊介は、見せ場を作れず6着となった。
勝った長田は8月の平和島以来、今年2度目の優勝。当地は13年5月以来、2回目の制覇となった。今節は18年2月の関東地区選手権以来の当地参戦となった長田だったが、好エンジンにも助けられて序盤から安定した走りを展開。苦手意識を払拭できるような内容となった。当地は来年1月に周年記念、2月に地区選と立て続けにGIレースが開催される。それに向けて「スタートとか、調整方向とか勉強になりました」と大きな収穫があったシリーズ。当地の攻略方法を見つけた東京支部長の走りに、今後も注目したい。