予選トップは石渡鉄兵

４日目を2、1着でまとめた石渡鉄兵が予選トップ通過を決めた。4日目は気温上昇で重さが出てきた様子だが、5日目は再び気温が下がる予報でパワーは復活するはず。合った状態なら伸びを中心に上位の舟足になるだけに、準優も余裕を持って立ち回れる。しっかり結果を出して、ファイナル1枠を手にしそうなムードだ。

もうひとつの準優1枠を手にしたのは石田章央。こちらはレース足も中心に仕上げていて、足には不安はない。課題はスタート。4日目10Rはインでスタートミスをしてまくられているだけに、修正した上で臨みたいところ。石田が1枠の準優11Rは、2枠に長田頼宗。こちらは行き足が良く、スリットでのぞくシーンが目立っている。石田にプレッシャーをかけつつ、素早くさばくシーンを作れるかどうか。3枠の伏見俊介は伸びが抜群。準優も「伸びだけ意識していく」と自力で攻めることしか考えておらず、内枠勢にとっては脅威の存在となる。大池佑来は何とか予選は突破してこのレースの5枠。ただ「壊れてますね」とエンジンに関しては下位レベルなだけに、自力で攻めるのはまず無理。よほど展開が向くか、再整備で急上昇がないと勝負にならなそう。

石渡が1枠の12Rはセンター枠に愛知勢が入った。3枠の北野輝季はレース足が良くて、エンジンは2連対率以上の動きを示す。4枠の吉田裕平は、4日目の気温上昇に合わせられず足落ちしていたが、いい時はパンチがあってバランスが取れていただけに侮れない。重木輝彦は乗り心地には不満なしだが、出足には違和感がある様子。2コースだけに、その部分は解消させたい。大峯豊は5枠と少々コースが遠いが、ペラを叩いた3日目からは行き足が良くなっていて勝負になる仕上がりに。センター勢が展開を作るような形になれば、十分に優出が狙える。