島村隆幸が優勝戦の絶好枠

連勝なら優勝戦1枠も狙えた大澤普司だが、勝ちが見込めるインでスタート失敗。そのレースで1着を奪った島村隆幸が、後半の6枠戦でも3着に入り、得点率トップを守って優勝戦絶好枠を手にした。大澤は2枠。4日目5Rとは枠が入れ替わっての戦いとなる。そのレースでは、スタートで遅れた位置から大澤が伸び返しており、スリットの足は大澤の方がいい。ただ島村は大澤に比べて出足、ターン回りがしっかりしており、行き足も悪くない。インでスタートをしっかり決めれば、先に回って押し切れる仕上がりだ。3月には優勝戦1枠でV逸した苦い思い出がある島村。今度こそチャンスを逃さず押し切って、当地初優勝となるか。

大澤は「まくれるなら、まくっていきたい」と、足の良さを活かして1Mは強攻宣言。そのためにはスタートミスは許されないが、2コースなら「スタートはしやすい」と話す。1Mで島村を粉砕するシーンはあるのか。「2枠がいい」と話していた山田亮太は、「イメージが良くない」と話す3枠になってしまった。ただ、足は「いい時の感じに戻った」と万全。内枠両者をまくって仕留めるのは簡単ではないが、大澤が展開を作っていく形ならVチャンスはありそう。4枠となったのはレース足が軽快な河合三弘。今節は1、2着と好結果の4コースで、虎視眈々と優勝の機をうかがっている。5枠の川上聡介は「行き足から伸びがいい」とダッシュ向きの足。その伸びは大澤にも匹敵するぐらいに仕上がっており、スタート次第では一発も。6枠の安達裕樹は完全に展開待ち。ただ「3日目からペラが合ってきて、バランスが取れてます」と話しており、差し場が生まれれば上位進出は可能だ。