小池公生が優勝戦ポールポジション

ファイナル進出へ各レースで熱いバトルが繰り広げられた3日目。イン逃げは7本、3連単万舟券は1本のみだったが、道中の接戦も多く2番手、3番手の逆転劇も多かった。

佐藤大介が連勝、関浩哉は1、2着と星をまとめ、共に予選をクリア。1号艇から1着勝負となった井上大輔や豊田健士郎も勝負駆けに成功して優勝戦に駒を進めた。

優勝戦は1号艇から小池公生、関、佐藤、井上、豊田、水摩敦。ここまでの貯金を活かして小池がポールポジションを手にした。機力では1号艇の小池が「(3日目)12Rで競ってみてレース足がいいのが分かった」と実戦足に手応え。関は行き足から伸び、佐藤は機勝率ほどではないがバランスが取れて今節の中ではいい部類の仕上がり。

ただ、好枠勢よりも目を引く気配を見せているのが4号艇の井上。3日目は1枠からの戦いでピット離れも意識した調整だったが、優勝戦は1号艇じゃないことが分かると「伸び一本で勝負します」と宣言。「2日目は伸びていたし、もっと良くなりそうな感じもある。本命党が悔しがるレースをします」とニヤリ。しかも豊田や水摩は並足で、豊田は「井上さんに任せます」と早々にマーク宣言。となると、井上は伸びに特化した調整でピット離れで後手を踏んでもスンナリと4コースが取れるか。当地では3節連続で6号艇の優勝と波乱の結末が続いているが、今節もこの井上の存在が波乱の呼び水になりそうだ。